藍染暮らしのご紹介

藍染を始めたきっかけや、ものづくりへの思いをまとめました。

藍染との出会い

藍染めに出会ったのは、2015年春のことです。

武州中島紺屋さんの藍甕(あいがめ)の前で、わたしの時間が止まった。埼玉県認定伝統工芸士であり武州中島紺屋5代目の新島大吾さんの手により引き上げられた綿の生地は、透明感のある黄みどり色。それが空気に触れるうちに、静かにしっとりとした深い藍色へと変わっていきました。その色の移り変わり、そのしぐさ、出来上がった時の藍の色。すべてが美しかった。感動しました。

焦ったところで染まらない

45歳を過ぎた頃から、人の評価を気にして背伸びをすることを辛く感じていた私。これからは「どこで、どんな人たちと、どう生きようか」そんなことばかり考えてた。何かに追い立てられるように、生きることを急いでいた自分がいたんです。

「ただ、待つ」。

藍染めは焦っても、急いでも染まらない。自然の時間に合わせて、藍色になるのをじっと待つ。それがとても心地よくて、安心した。すっかり藍染のトリコになりました(笑)

感謝して、暮らす

そんなわたしは今、ときどき埼玉に出かけて(なんと!)ICTの研修講師の仕事をしながら、群馬県みなかみ町に住み、その辺の草を採ってきては布を染め、藍を育ててみたり、染めてみたり。
お金は無いけど背伸びせず、自然とともに自分らしく、星やお日さまや風や花々、そして皆さまに感謝しながら暮らしています。

そうしてパワーを込めた!手ぬぐいたちをどうぞごひいきに♪

◆会社概要◆
運営:有限会社E-スタヂオ
事業内容:藍染めの手ぬぐい等の販売/藍染め体験会の企画・運営
責任者:中邨登美枝(なかむらとみえ)
作業場:群馬県みなかみ町上牧
連絡先:〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合5-10-5
メール:t-nakamura@e-sta.biz